交通事故で怪我をした場合、治療が終わった後にも完全に治りきることなく「後遺症」が残ってしまうことがあります。
被害者の損害を算出するため、それぞれのケースで様態の異なる後遺障害を16等級142項目の等級に分類しているのが自動車損害賠償保障法施行令に定められた後遺障害等級です。
例えば、交通事故で右足を膝関節以上で切断しなければいけないような怪我をしてしまった場合、足の切断という治療後にも戻らない後遺症が残ったということになり、後遺障害等級4級5号が認定されます。
こうして認定された後遺障害等級に応じて、請求できる慰謝料や逸失利益が算出されることになります。
後遺障害等級の認定は、医師の診断のみによって行われるわけではなく、「損害保険料率算出団体に関する法律」に基づいて設立された「損害保険料率算出機構」という団体が行います。医師がこれ以上治療を続けても治療効果が上がらないと判断したとき、医師に「自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書」を書いてもらい、診断書と合わせて提出、審査の後に後遺障害等級認定へと進みます。
どの等級に認定されるかによって保険金・示談金の支払額が大きく異なるのですが、認定には医学的な観点と合わせて、過去のケースと照らし合わせた法学的観点からの専門的判断も必要となります。後遺障害等級の認定や、認定に基づく支払いが適切なものかどうか、弁護士に相談いただくことができます。
安藤武久弁護士事務所は、東京都港区・大田区・練馬区・文京区を中心に、千葉県や埼玉県、神奈川県において交通事故などの法律問題を取り扱っております。お困りの際はお気軽にお問い合わせください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。
後遺障害等級
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